【伊豆稲取】温泉に入りつつ、太平洋を一望でき、海の幸などグルメも満載!!

静岡県の伊豆稲取は東京から近く、程よい温度の温泉に恵まれ、稲取漁港ではキンメダイに代表される水揚げされたばかりの新鮮な海の幸、どこまでも広がる太平洋の眺望、夏の花火大会、海水浴などイベントも豊富です。

また、稲取は毎年1月下旬~3月下旬(2024年は1月20日~3月31日)に開催される「雛のつるし飾りまつり」など江戸時代から続く歴史的伝統行事が盛んな地域です。

伊豆稲取の観光スポットやイベント、グルメ情報をチェックして、楽しいご旅行をお楽しみください。

目次

稲取温泉はどんな場所!?

海を一望できる稲取温泉の旅館

稲取温泉は、伊豆東海岸に小さく突き出た岬にあり、昭和30年代に約57℃の天然温泉が湧出したのが始まりです。伊豆七島を一望できる露天風呂のある宿も多く、少し早起きをして、朝日を眺めながらの入浴もオススメです。

アクセスは電車の場合、伊豆急行線伊豆稲取駅下車が便利です。地域には、稲取温泉旅館組合に加盟されている旅館・ホテルは15施設、ほかに民宿や個人で運営されている施設を合計すると約25施設で、ぜひこれらの宿泊施設での温泉をお楽しみください。

伊豆稲取の見どころ。漁港朝市や体験農園

土日祝日に稲取漁港で開催される朝市

次に伊豆稲取の見どころを紹介しましょう。ここは漁港でも有名ですので、土日祝日の朝8時から正午まで開催される名物朝市を開いています。水揚げされたばかりの新鮮な魚介類や地元でとれた農作物、加工品などを販売しています。キンメダイの釜めしや粗汁をおなか一杯堪能できます。

キンメダイが有名で「稲取キンメ」の名称で首都圏を中心にブランド化しています。伊豆稲取を訪ねることがあれば、是非この「稲取キンメ」を味わってください。

実際に首都圏から伊豆稲取にいらした方のお土産として、この「稲取キンメ」を選ばれる方が多いのですが、実は柑橘系も人気です。

伊豆稲取は海のイメージが強いのですが、山にも接しており、柑橘系の商品開発を進めています。伊豆地方は温暖な気候と栄養分に富んだ土壌に恵まれ、たくさんの品種が栽培されています。

早生みかん、ぽんかん、はるか、清見オレンジ、ニューサマーオレンジ(日向夏)などさまざまな品種を10月から翌年5月まで収穫しています。柑橘系の果物好きにはたまらない施設が収穫体験農園ふたつぼり」です。

柑橘類と太平洋の眺めを同時に楽しめる「収穫体験農園ふたつぼり」

施設は山の上にあり、広い太平洋も一望できます。また、体験施設ですので収穫したもぎたてのみかんを使って、生ジュースしぼり体験や、ジャムづくり体験なども楽しめます。アクセスも稲取駅や各温泉ホテルまで送迎は無料です。伊豆稲取の新たな人気スポットとして話題沸騰の施設です。

また、動物園(動植物自然公園、サファリパーク)と遊園地が一緒になった「伊豆アニマルキングダム」という観光施設が有名です。特にホワイトタイガーをはじめ、ライオン、チーターなど猛獣系の動物からキリン、シマウマ、鹿もおります。

猛獣系以外の動物に対しては、エサをあげられることもできますのでお子さんから人気のスポット。動物との距離感が近いと評判です。

お土産を買う施設では、先ほどの名物朝市のほか「JA伊豆太陽みかんワイナリー」が有名です。伊豆稲取は全国でも珍しいみかんでワインをつくっている地域。無料でみかんワインの試飲や工場見学が可能で、宿泊施設では食前酒として利用されています。是非、伊豆稲取でご宿泊された際には、メインディッシュの前にみかんワインをご賞味ください。

ファミリー層から稲取の海はなぜ人気!?

夏恒例の人気イベント「さざえ・あわびのつかみ取り大会」

伊豆稲取での季節ごとのイベントを紹介します。夏になると海水浴シーズンに入りますが、稲取は砂浜がない海辺の街です。

特にファミリー層から人気です。磯のほとりがあり、浅瀬の岩を囲み、自然のプールのような「磯Sea Garden IKEJIRI」というスポットがあります。

夏では、このスポットでファミリー層が磯遊びを楽しまれています。波の影響を受けませんから、小さなお子さんでも安心して海水浴を楽しめ、たくさんの海の生物を見ることができる海水浴場です。

「磯Sea Garden IKEJIRI」での海水浴の期間は、7月20日(土)~8月25日(日)。このスポットを活かし、伊豆稲取で30年以上続いている夏恒例の人気のイベント「さざえ・あわびのつかみ取り大会」を2024年でも引き続き行います。期間は、7月29日から同月31日です。

磯にさざえやアワビをまいて、お子さんがもぐって取ってその場で焼いて召し上がっていただくイベントです。対象は小学生以下のお子さんで料金は1000円。ただし稲取温泉旅館協同組合の加盟施設にご宿泊のお子さんは無料でご参加いただけます。

毎年恒例の花火演舞の2024年のスケジュール

稲取温泉での花火演舞は2024年も開催決定

また、毎年恒例の稲取温泉での花火演舞の2024年のスケジュールも決まりました。稲取銀水荘前とサンライズテラス、新堤防の3か所のうち、各日1か所から約500発の花火を打ち上げるイベント。それぞれ午後8時半から10分間の予定で、小雨決行、荒天中止です。スケジュールは次の通りです。

  • 銀水荘前(7/22、8/26)
  • サンライズテラス(7/23、7/25、8/27、8/29)
  • 新堤防(7/24、7/26、8/28、8/30)

江戸時代から伝わる「つるし飾り」発祥の地

季節は春に移りますが、伊豆稲取は、ひな祭りの際に飾られる「つるし飾り」発祥の地としても知られています。ひな祭りの時にひな段の両脇に人形を飾る風習です。江戸時代から伝わり、お子さんの幸せを祈り、親から子へと代々受け継がれ今日に至りました。手作りのつるし飾りはとても美しい。このひなの和裁細工のさげ物の風習は全国でも珍しく、九州柳川地区では「さげもん」、山形酒田地区では「傘福(かさふく)」、伊豆稲取地区では、「ひなのつるし飾り」と呼ばれており、今に伝統を伝えています。

「ひなのつるし飾り」は期間中、「文化公園雛の館」や「素盞鳴神社」(すさのおじんじゃ)などで見ることができます。

ちなみに2024年は「第27回 雛のつるし飾りまつり」が1月30日~3月31日にかけて行われました。特に圧巻なのが「素盞鳴神社雛段飾り」で2024年では2月18日(土)~3月12日(日)にかけて展示されました。真っすぐに伸びる118段の素盞鳴神社の階段にひな人形とひなのつるし飾りを展示する姿は県外からも人気で毎年多くの観光客で伊豆稲取は、賑わいます。

118段の素盞鳴神社の階段に雛人形と雛のつるし飾りを展示

自然のアクティビティも満載

このほか伊豆稲取は、自然のアクティビティも豊富です。日本初の常設クロスカントリーコース(1周5km)では、展望台やツリーハウス、長い滑り台やアスレチックを楽しめます。道中には稲取ふれあいの森もあり、広大な敷地をもつ自然あふれるスポットです。

また、稲取細野高原は、面積は125haと巨大なエリアです。春の季節ではワラビなどの山菜狩りが行われ、秋にはススキの群生が見られるなど、「動植物の宝庫」ともいわれています。雄大な風景を眺めながら山菜狩りが楽しめることでしょう。

伊豆稲取は、昔ながらの温泉街の雰囲気を残し、海の幸に恵まれ、夏には海水浴、春にはアクティビティや山菜取りなど多くの楽しみ方があります。多彩な観光スポットのある伊豆稲取に足を延ばし、ご旅行を堪能されてはいかがでしょうか。

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